Amarosso~深い愛~の作り方♪
「なぐさめついでに、追加」
「そういうのって女子殺しなんだよ」
じろりと睨む。
「わかってる」
「うわっ」
「でも、あなた、このぐらいで殺されないでしょ」
「うーん、どうかな」
だったら楽なんだけど。
こちらは、後は餌付けするしか、手が無いのだから。
怜士は顔を海に向ける。
「でも、その前にやられてんだけどね」
素のか弱いところを見てしまった男子の方は、そこでその女子に殺られている。
「ふうん。
今泉でもやられることがあるんだ」
麗華は俯いて足元の小石を蹴った。
ただ怜士は息を吐くように笑うだけだった。