Amarosso~深い愛~の作り方♪
そういうのってしょうがない。
人にはそれぞれ好きなタイプがある。
それはいくら顔とかスタイルとかよくても、関係ない。
と言うことは、自分は怜士のことが好きという事か。
麗華は眉間にしわをよせて鼻の頭をなぜる。
「ま、いっか」
考えてもしょうがない。
思う存分、心置きなくゲームを楽しんだ麗華は、ゲーセンを後にしようとして立ち止まった。
「今泉」
「ん?」
「あれ、撮ろうよ」
指差した先にはプリクラがあった。
「待ってるから撮ってきたら?」
「なんで。
一緒に撮ろうよ」
「写真嫌いなんで」
「そう言わない」
怜士の腕を掴むと、ひきずっていく。