後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ②
「悪い、萌衣ちゃん部屋で待っててくれる」
凛くんは萌衣ちゃんの手を離すと、階段を降りる、わたしを追いかけ手を引っ張った。
「何怒ってんだよ」
「離して、別に怒ってないよ」
「怒ってるだろ」
「わたしと萌衣ちゃんどっちが好きなの?」
「っはぁ?メイに決まってるだろ、何でそんな事言うんだよ」
「だって、どうして部屋にあげて、しかもわたしの知らない話を共有してるの?」