後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ②



ガラガラと重たいドアを開け中に入る。



「凛くんいるの?」



返事が返って来なかった。



もう一度「凛くん?」と呼ぶと、ガサっと物音がして目を擦り薄暗い中を見つめる。



「メイ先輩」



聞こえてきたのは、木野さんの声だった。



「木野さん、どうしてここに居るの?」


「メイ先輩たしか・・・処女でしたよね?」


「え?」


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