あたしに明日は来るのでしょうか。
「...何なのホント」
意味分かんないし。
最後に軽く睨みつけながら、椅子に座り直すと、筆箱からマジックペンを取り出す。
今日は......醤油買うんだよね。
忘れないようにしなきゃ。
今日金曜日だし、買い忘れたら明日買いに行かなきゃいけなくなるから。
それは、めんどくさいからね。
そう思いながら、マジックペンのキャップを外すと、左の手のひらに、『醤油』と書いた。
ふと視線を感じて横を見れば、榊が見ていて。
「何......」
「別に」
「は? 何よそれ...‼︎」
言い合いが始まったのは、言うまでもない。