あたしに明日は来るのでしょうか。
そりゃ、実感なんてないよ?
でも、そこまで重く考えなくても、治るって思ってるから。
まぁ...不安がないなんて事は言い切れないけど。
「...あたしは、春山君に相談なんてする事ないから」
無表情のままそう言うと、公園と春山君に背を向けて歩き始める。
別に何も春山君だって、あたしに問い詰めてこなくていいのに。
そう思いながら、オレンジ色の空を見上げる。
「ねぇ、中山。この事、秋人に言わないのか?」
再び、後ろから聞こえてきた声に振り返る。