あたしに明日は来るのでしょうか。



実は言うと、あたしは亜真菜の事があまり好きじゃない。


むしろ苦手。


いつもは違う人達と居て、楽しそうに笑ってる亜真菜があたしは嫌なんだ。



だって、一緒にいる人がコロコロ変わってるんだよ?


何でそんな風に出来るんだろ。


なんて思ってしまうことが多々ある。


そう思いながら、無言で陽架里達を見ていると、ふと陽架里と目が合う。


一瞬、目を見開いた陽架里だったけど、思い出したような表情を浮かべる。



その後すぐ、キッと目を鋭くしてあたしを睨むと目を逸らした。



その瞬間、ドクッと音を立てるあたしの心臓。



今、あたしを睨んだ......?


ドクドクと煩くなるあたしの心臓。



何で......?


ギュッと胸が締め付けられる。



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