あたしに明日は来るのでしょうか。
「......え?」
「だからー‼︎ もうあんたウザいの!」
ふと、陽架里のか細い声と、亜真菜の力強い声に思わず肩が跳ねる。
亜真菜の声が余程大きかったのか、生徒がいるにも関わらず、教室内の空気が張り詰める。
あたしは、我を忘れて目を見開く。
亜真菜......今、何て言った?
ゆっくり亜真菜に視線を向ければ、腕を組んで険しい表情をしたまま、貧乏ゆすりをしている。
「大体さぁ、あんたもバカだよね。こんな嘘っぽいウチの事なんか信じて」
「亜真菜...? それ、どういう、こと...?」
亜真菜の言葉に、声を震わせながら口を開いている陽架里。
状況が、全く掴めない。