あたしに明日は来るのでしょうか。
あたしが陽架里の前に庇うように立つのと同時に、亜真菜の腕は振り下ろされた。
それは、思っての通り、あたしの頬直撃で。
パンッ‼︎ と、大きな渇いた音が教室内に響き渡った。
その瞬間、ヒリヒリとした痛みが左頬に走る。
「......いっ...」
思わず、両手で左頬を抑えながら、座り込む。
...想像以上に痛い...
「...か、薫...⁉︎」
驚いたような、陽架里の声が耳に入ってきて。
「はっ。そんな嘘くさい友情ごっこでもしてれば?」
バカにしたような亜真菜の声があたしの耳に入ってきた。
言い返そうとして、顔を上げた瞬間、驚く光景が目に入った。