あたしに明日は来るのでしょうか。



「ごめん、私のせいで...」


そう言って、俯く陽架里に、首を横に振る。


「そんなことない」


「でも......っ」


「陽架里は悪くない」


そう言って、再び首を横に振ったあたしを見て、うわぁぁんと泣き出す陽架里。


思わず、うろたえる。



「違うの、薫...‼︎ 全部...っ、私が悪いの‼︎」


そう言って、泣きじゃくる陽架里に、頭がついていかない。


「私、が、ちゃんと確認してれば、こんな事にはならなかった......っ‼︎」


そう言って、あたしに抱きついてくる陽架里。


......どういうこと...?



陽架里は、あたしに抱きついたまま、「ごめん」と口を開いている。




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