あたしに明日は来るのでしょうか。



フェンスの近くまで行くと、その場に座り込んだ。


「薫...ほんとごめん」


涙を手で拭いながら、あたしと目を合わす陽架里。


目が、赤くなってる。


「...だから、そんなに謝らなくてもいいって」


陽架里が悪いわけじゃないんだから。



「私ね、亜真菜に騙されてたみたい」


そう言って、俯く陽架里。


「......」


そんな陽架里に、かける言葉が出てこない。



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