あたしに明日は来るのでしょうか。
「私、その言葉を聞いた瞬間、目の前が真っ暗になってさ......」
「......そんなの嘘に決まってんじゃん。あたしそんな事しないし、無理」
心友の好きな人に手出すなんて、考えらんない。
あたしは、そんな事、絶対しない。
「うん......そうだよね。春山君の事ももちろんだけど、薫に裏切られたっていう思いの方が強くて、薫に確認せずに亜真菜と一緒にずっといた...」
そう言って、俯くと、陽架里は黙り込んでしまった。
よく見れば、肩が小刻みに揺れている。
「陽架里......そんな自分のせいにしなくてもいいんだよ?」
あたしがそう言えば、ゆっくりと顔を上げる陽架里。