あたしに明日は来るのでしょうか。


「と、とにかく部活行くよ‼︎」


陽架里の手首を掴むと、教室を飛び出した。


「ちょ、薫⁉︎ 何で走らなきゃいけないの⁉︎」



後ろで驚いた声が耳に入ったけど、気にしない。



気にしないよ。



あたしはそんなヤツじゃないから。



違うもんね。



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