あたしに明日は来るのでしょうか。



「うん......ありがと薫...」


そう言って涙を拭った後、あたしに笑顔を向けてくる陽架里。


「これなら、大丈夫だよね?」


そう言って、ヘラヘラと笑い出す陽架里。


「...うん。やっぱり陽架里は笑ってる方がいいよ」


そんな陽架里に頷きながら、陽架里に笑顔を向ける。



「ま、薫も笑ってる時の方が最高だけどね」


「ふはっ。そうこなくっちゃ」


あたしの肩をトンッと叩いてきた陽架里に、笑顔で頷く。


......やっぱり今の陽架里が最高だ。


心の中でそう思いながら、陽架里と絆を深めた瞬間だった。



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