あたしに明日は来るのでしょうか。
「え? じゃないでしょ‼︎ 片想い中のアイツの事だよ!」
軽くあたしの頭を叩いた後、耳元に顔を近づけて言った言葉に、思わず目を見開く。
......いつの間にか、気になるから片想いになってるんだけど。
いや、別に変わりはないと思うけどさ?
でも、そんなの言われたらねぇ...
「この前も、2人仲良く喋ってたじゃない」
ニヤニヤしながら、バナナジュースを口に含む陽架里。
「いや、普通に話してただけだし」
必死に首を左右に振りながら、口をつむぐ。
普通に話してただけなのに、そう言われると何か変な感じがする。