あたしに明日は来るのでしょうか。



「またまた。そんな事言ってー」


言ってみなー。


そう言って、ヘラヘラ笑いながらあたしの肩をツンツンつついてくる陽架里。


「残念ながら、ほんとに何にもありませーん。まぁ榊と喋ってたとしても、言い合いが多いけどね」


所詮、あたしと榊の関係はそんなもんですよ。


そう思いながら、ストローをくわえていちごミルクを飲む。


榊だって、あたしの事なんかただの『ウザい女』とでも思ってそうな感じだよね。


アイツの事だし。


いや、下手すれば『男』としてあたしに対応してんのかもしんない。



.........ありえる。


充分ありえる。



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