あたしに明日は来るのでしょうか。
「まぁ...確かに。付き合ったら大変な事になりそう」
そう陽架里が何気なく言った言葉に、思わず蒸せる。
「──ブッ......ゲ、ゲホッゲホッ」
視界が涙でぼやける。
「...ちょ、陽架里何てこと言ってんの...っ⁉︎」
手を口に当てながら、陽架里を見つめる。
「いや、だって本当の事でしょ? もうさっさと付き合っちゃえばいいんだって」
あたしの事はお構いなしに、バナナジュースを口に含みながら頬を膨らます陽架里。
「......どうしたらそんな発想に辿り着くわけ...」
口から手を離すと、右手で箸を持ってお弁当に手を伸ばす。
......陽架里の考えが全くもってあたしに理解出来ない。