あたしに明日は来るのでしょうか。
隣に座っている榊をチラッと見れば、じっとこちらを見ていて。
「な、何......っ?」
少し上ずった声が出た。
「お前、やっぱ何かあったんだろ」
少し確信染みた表情で聞いてくる榊に、首を左右に振る。
「だから何にもないって...」
「お前なぁ......さっき自分が何て言ったか覚えてんのか?」
「え...?」
あたしが何て言ったか?
何も言ってないけど......
もしかして......無意識のうちに口滑らせてた...?
首を捻って考えるあたしの心境に気づいたのか、榊が口を開く。