あたしに明日は来るのでしょうか。



バチッと至近距離で目が合う。


...近っ‼︎


思わず声を上げそうになる。


「さっきより赤くなってっし。こりゃ貼るのが当然だな」


そう言って、湿布を貼ろうとする榊。


とっさにバッと距離をとる。


顔が赤いのは叩かれただけじゃない。


榊が至近距離で話すからだよ...‼︎


「おい。何で離れんだよ。湿布貼れんだろ」


そう言って、離れた分だけあたしに近づいてくる榊。


そんな榊に、赤くなった顔を隠すように少し俯いた。


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