あたしに明日は来るのでしょうか。
「──よし。オッケー」
湿布を貼り終わって、張り詰めた緊張の糸が解ける。
長かった......
「湿布貼るのにどれだけ時間かかるの......」
ため息をつきながら、榊を見る。
──貼ったと思えば、『間違えた』って言って剥がすし。
それを何回も繰り返したから、座ってるだけのあたしはジッとしているのが辛かった。
「仕方ねぇだろ。俺そんな器用じゃねぇし」
「まぁ確かにね」
「おい、そこは嘘でもうんっつっとけよ」
榊の言葉に即答したあたしを見て、苦笑いを浮かべる榊。