あたしに明日は来るのでしょうか。
「嫌に決まってるでしょ。ほんとの事だし」
そう言いながら、ソファーから立ち上がる。
「お前なぁ......」
「ま、湿布貼ってくれてありがとね」
続きの言葉を言おうとする榊に、お礼を言うと保健室から出ようと榊の横を通り過ぎる。
「あ。待て」
突然、グッとあたしの手首を掴んでそう言った榊に、心臓が飛び跳ねる。
な、なに......っ?
そう思いながら、ゆっくり榊が座っているソファーに視線を移す。
目が合うと、その場に立ち上がる榊。
「......な、何? どうかした?」
無言のまま立っている榊に不審に思いながらも話しかける。