あたしに明日は来るのでしょうか。
秋人side
「はぁ......」
アイツが出て行った保健室のドアを眺めながら、一人ため息をつく。
バカなのはアイツだろ...
何で気づかねぇ?
誰かの為に動く事なんて、お前しかいねぇだろ?
......つーか、俺って意外と分かりやすい?
ふと、そんな事が頭を横切った。
だってよ?
俺、女子と話す理由って、大体が必要最低限なわけだし。
唯一自分から話しかけるのは、アイツで。
それなのに、よくアイツも気づかねぇよな。