あたしに明日は来るのでしょうか。
「他には?」
「えっと......『好きなやつとは一応毎日喋ってる』などです」
え、毎日喋ってんの⁉︎
あたしは......どうなんだろう。
うん、多分榊の眼中には入ってないな。
寂しい事に、萌衣ちゃんの言葉にそんな現実を突きつけられた。
あたし...とことん寂しいやつ......
「んー。難しいね」
「そうですよね。恋愛って、楽しいの一点張りのイメージで......片想いのわたしにとっては、その言葉にもの凄く辛くなっちゃって......っ」
「うんうん」
「眼中にも入ってないのかなって思っちゃって...っ...」
目に涙を溜めながら、心の中の思いを陽架里に吐き出していく萌衣ちゃん。
そんな萌衣ちゃんを見て、ギュッと胸が締め付けられる。
そんなの、あたしもだし...