あたしに明日は来るのでしょうか。



「他には?」


「えっと......『好きなやつとは一応毎日喋ってる』などです」


え、毎日喋ってんの⁉︎


あたしは......どうなんだろう。


うん、多分榊の眼中には入ってないな。


寂しい事に、萌衣ちゃんの言葉にそんな現実を突きつけられた。


あたし...とことん寂しいやつ......


「んー。難しいね」


「そうですよね。恋愛って、楽しいの一点張りのイメージで......片想いのわたしにとっては、その言葉にもの凄く辛くなっちゃって......っ」


「うんうん」


「眼中にも入ってないのかなって思っちゃって...っ...」


目に涙を溜めながら、心の中の思いを陽架里に吐き出していく萌衣ちゃん。


そんな萌衣ちゃんを見て、ギュッと胸が締め付けられる。


そんなの、あたしもだし...


< 252 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop