あたしに明日は来るのでしょうか。


陽架里は、萌衣ちゃんの耳元に顔を近づけると、萌衣ちゃんだけに聞こえるように何かを話して優しそうに微笑んだ。


萌衣ちゃんは、少し驚いたように目を見開いていて。


そんな衝撃的な事を言ったのかな、なんて思ってしまう。


ていうより‼︎


あたしには教えてくれないの⁉︎


2人で見つめあって、笑ってるし。


さっきまでのどんより感はどこにいったの...‼︎


あぁ...もうダメだ。


2人の世界に行ってしまった。


そう思いながら、一人放心状態に陥った。


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