あたしに明日は来るのでしょうか。
「もう部活も終わる頃だし、帰ろっか」
「......うん」
陽架里の言葉を合図に、椅子から立ち上がって鞄を取ると歩きだす。
「はぁ......」
「薫?」
「え、あ...何?」
部室から出て暫く歩いていると、陽架里が心配そうな顔であたしの顔を覗いてきた。
突然だったから、ちょっとびっくりしたけど。
「ため息なんかついて......大丈夫?」
「え?」
ため息?
あたし、ため息ついてた...?