あたしに明日は来るのでしょうか。
「もう......余計な事は考えなくていいの‼︎ 余計な事考えてたら、キリないじゃない」
そう言って、あたしの頭を軽く小突くとニコッと笑う陽架里。
「......」
そんな陽架里に黙り込んで、歩きながら廊下の床を眺める。
......余計な事考えるに決まってる。
だって、あたしの好きな人なんだよ?
しかも、萌衣ちゃんと同じ人で。
陽架里は萌衣ちゃんの相談を聞いていて。
アドバイスもして。
萌衣ちゃんにとっては、いい事だらけじゃん。
陽架里に何か言われた時、驚いてはいたけど、少し嬉しそうな表情してたし。
そんなの、嫌でも考えてしまう。
......余計な事考えるな、なんて言われたって、無理に決まってる。