あたしに明日は来るのでしょうか。



「お、おい、海‼︎ 何してんだよ‼︎ 座れ‼︎」


海の行動に焦りながらも、立ち上がってガシッと海の腕を掴むと、その場に座らせる。


海が立ったおかげで、変に注目を浴びてしまった。


最悪じゃねぇかよ。


「うん。お前、気になるヤツいるんだ」


「......」


海の言葉に黙り込む。



「無言ってことは......」


「いねぇよ」


「嘘つけ」


俺の言葉をすぐさま否定した海。


「いたとしても言わねぇよ」


そう言った俺に、少し目を見開いた海。


その後、ぶはっ‼︎ と噴き出した。



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