あたしに明日は来るのでしょうか。



「次は、薫先輩の番ですよ」


「......へ?」


萌衣ちゃんの言葉に拍子抜ける。


あたしの番って......おかしいよ。


「そうよ、薫。頑張りな」


「ちょ、陽架里まで...‼︎」


なんて無謀な......


「大丈夫ですよ」


「萌衣ちゃん......」


でも、そんなの分かるわけない。


「薫。あんたもうちょっと自覚持てないの? さっさと気づいてあげな」


「何、それ...」


「そのまんま」



< 297 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop