あたしに明日は来るのでしょうか。


「榊」



「......何だ?」



手をぎゅっと握りしめる。






「あたしも......あたしも、榊の事が、好き......っ」



尋常じゃないほど、心臓がドキンドキンと鳴る。



あたしは、恥ずかしくなって榊から目を逸らす。



「ま、まじ?」


驚いたような榊の声が聞こえて、再び榊を見ると小さく小さく頷く。


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