あたしに明日は来るのでしょうか。



すると、ふにゃっと表情を崩した榊。


「......嬉しいんだけど」


「そ、そんなのあたしもだし」


笑顔の榊に、ドキッと胸が高鳴る。


かっこいい......と言うより、可愛いんだけど。


榊の笑顔を見ながら、そんな事を思う。



「なぁ......」


「な、何?」


急に真剣な表情に戻った榊に、少し緊張してしまう。




「俺と......付き合ってくんね?」


「うん」



真剣な表情から照れ臭そうにそう言った榊に、あたしも照れながら頷いた。



< 309 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop