あたしに明日は来るのでしょうか。
「そいえばさ、俺小腹空いたんだよね」
私を見ながらそう言った春山君に、私はお腹をさすりながら笑う。
「偶然。私もお腹空いてきた」
「ならちょうどいい。クレープ食べたくてさ。今から行かない?」
「......え...」
今、春山君から誘ってきた...?
驚きで、暫くの間瞬きを繰り返す。
「いい?」
私の顔の前で手を振る春山君に我に返る。
「う、うん。私でよければ」
飛び跳ねそうな喜びを抑えながら、口をキュッと紡いで頷いた。
陽架里side*END