あたしに明日は来るのでしょうか。
いつも笹倉から誘われているのに、しまいには俺から誘っていた。
それは、あまり女子と話さない俺にとっては、自分自身驚きでもあった。
でも、笹倉が隣にいることは、嫌ではない。
むしろ、一緒にいて安心するぐらいだ。
「ねぇ、クレープの中にあるアイスさ、どんな味が好きなの?」
笑顔で俺に質問してくる笹倉に、つられて俺も笑顔になってしまう。
「俺は、グレープかな」
「え、ほんと? 凄い偶然だね、私もグレープ好きなんだよ」
「......確かに」