あたしに明日は来るのでしょうか。
「雅人......遅いよぉ......心配したんだからぁ...‼︎」
ポカポカおれを叩きながらもギュッと抱きついてくる萌衣。
不覚にも、その姿が可愛いと思ってしまう。
「ごめんな......」
抱きしめながら、萌衣の頭をポンポンと撫でた。
「もう......また寝てしまったとか、忘れたとかじゃないよね......?」
確かめながら聞いてくる萌衣。
寝たのは否定出来ないけど、忘れたわけじゃない。
忘れるわけがない。
「......んなわけねーよ」
力強く萌衣を抱きしめると、萌衣の耳元で小さく呟いた。
「萌衣......好きだ」
雅人side*END