あたしに明日は来るのでしょうか。



そんなあたしに気づいたのか、


「薫? どしたの?」


不思議そうに聞いてくる陽架里。


思わずハッとする。



「う...ううん。何でもない‼︎ れ、練習練習‼︎」


笑いながら首をぶんぶん左右に振ると、耳から手を離す。



あんまりたいした事じゃないし...



大丈夫だよね。



「そう? てかあとで皆で合わせようよ」



そう言った陽架里に、あたしはただ頷くことしか出来なかった。





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