あたしに明日は来るのでしょうか。



「何か言ってよね。私が馬鹿みたいに見える」



「人のせいにするんかい‼︎」



少し張り上げた声に目を見開いた陽架里だけど、


「あっは...まぁまぁ気にしない」


そう言って受け流した。


「......」


相変わらずだ。ホント。



「あ、チャイム鳴る。席戻るね」


時計を見てそう言った陽架里に、



「うん。ばいばーい」



手を振ると、前を向き直した。




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