あたしに明日は来るのでしょうか。
●*告げられたのは
あれから部活を終えて、只今陽架里とショッピング中。
「陽架里ぃ...醤油ってさ、どの種類だと思う?」
隣にいる陽架里に問いかけながら、目の前に並んである醤油を手に取る。
「そんなの私が知るわけないでしょ? 薫ん家の醤油なんだから」
「......」
「おい。そこで黙るのはよくないでしょ」
「いや、だって分かんないんだもん」
家事は全部お母さん任せだし。
分かるわけない。
そう思いながら、頬を膨らます。