あたしに明日は来るのでしょうか。
●*告げられたのは




あれから部活を終えて、只今陽架里とショッピング中。



「陽架里ぃ...醤油ってさ、どの種類だと思う?」


隣にいる陽架里に問いかけながら、目の前に並んである醤油を手に取る。


「そんなの私が知るわけないでしょ? 薫ん家の醤油なんだから」


「......」


「おい。そこで黙るのはよくないでしょ」


「いや、だって分かんないんだもん」


家事は全部お母さん任せだし。


分かるわけない。


そう思いながら、頬を膨らます。



< 60 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop