あたしに明日は来るのでしょうか。
「薫ー、それ、満面の笑みで言うセリフじゃないよ?」
「え? 満面の笑みではないけど...」
そう言いながら、片手で頬を触る。
あたし、笑ってるだけで満面の笑みに見えるのかな?
「ま、それはどうでもいい。とっとと電話して」
めんどくさそうにそう言った陽架里に、手から醤油の瓶を落としそうになる。
「危なっ......てかそれ、心友に言うセリフですかい‼︎ 陽架里さん‼︎」
醤油の瓶を腕で抱きしめると、キッと陽架里を睨む。