あたしに明日は来るのでしょうか。
「私、この緑と黄色で迷ってるんだよね」
チラッと陽架里を見れば、嬉しそうにしてはいるものの、頭を抱えては考えるの繰り返し。
かれこれ1時間はかかってるかと。
「でも、さ...このどっちかホントに買うの?」
持っているコレを、遠目に見つめながら陽架里に問いかける。
「うん。元々そのつもりだったし」
瞳をキラキラさせながら、力強く頷く陽架里。
その姿を見て、
「いや、あたしは絶対嫌」
顔を引きつらせながら首を左右に振る。