あたしに明日は来るのでしょうか。



「あ、違うのでもいいけど?」


そう隣で口を開く陽架里に、首を振る。


「いいよ。あと少しで決まりそう」




緑と黄色......



緑と黄色...




...よし。


「陽架里。決まったよ」


顔を上げて、隣にいる陽架里に顔を向ける。



すると、あたしの言葉を聞いた陽架里は、


「どっち⁉︎」


そう言ってキラキラした瞳であたしを見てきた。




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