あたしに明日は来るのでしょうか。



──チリンチリンッ



ふと、聞こえてきた自転車のベル。



ゆっくりと後ろを振り返る。



自転車に乗った奴と目が合った瞬間、


「げっ」


そんな声が漏れていた。



「おーやっぱお前だ」


そう言って、あたしの横まで来ると、ブレーキをかけて止まったやつ。


「何で榊がいんの...」



「おい。んだよそれ。俺で悪かったなー」



「......」




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