あたしに明日は来るのでしょうか。
「な、なら別にいいんだ」
「はぁ?」
わけ分かんない。
「ほら、授業始まるぞ‼︎ とっとと前向け‼︎」
そう言って、黒板を指差す榊。
「呼んだの榊じゃん」
ぶつくさ文句言いながら榊を睨む。
「.........て、顔赤いじゃん。大丈夫なの?」
顔を覗こうと身体を乗り出した瞬間、べしっと頭を叩かれる。
「い......「っるせぇな‼︎ 前向け前を‼︎」
声を張り上げた榊に、一瞬肩が跳ねた。