あたしに明日は来るのでしょうか。



「な、なら別にいいんだ」


「はぁ?」


わけ分かんない。


「ほら、授業始まるぞ‼︎ とっとと前向け‼︎」


そう言って、黒板を指差す榊。



「呼んだの榊じゃん」



ぶつくさ文句言いながら榊を睨む。




「.........て、顔赤いじゃん。大丈夫なの?」


顔を覗こうと身体を乗り出した瞬間、べしっと頭を叩かれる。



「い......「っるせぇな‼︎ 前向け前を‼︎」


声を張り上げた榊に、一瞬肩が跳ねた。



< 9 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop