あたしに明日は来るのでしょうか。
「俺はサッカー部。つーか、クラスメイトの部活ぐらい大体は把握しとるもんだろ」
呆れたように笑う榊にイラっとする。
「......あんたに言われたくないし」
大体把握してるもんって......一クラス何人いると思ってんの。
40人分を把握するなんて、あたしには無理に決まってる。
ただでさえ覚えるの嫌いなのに。
「......お前さ、何かあった?」
「え...?」
自転車を止めて、あたしを見る榊にドクッと心臓が鳴る。