あたしに明日は来るのでしょうか。
「......何よ‼︎ 別にあんたに関係ないでしょ⁉︎ 勝手につべこべ質問してこないでよ...‼︎」
手に持っている袋を握りしめながら声を張り上げると、その場を駆け出す。
「え、ちょっ...おい‼︎」
驚いた榊の顔が見えたけど、今のあたしじゃ、榊の質問に答える事なんて出来ない。
ただでさえ、今の状態についていけてないんだから。
整理ついてないし、実感だってない。
今のあたしには、余裕なんて無いんだから。
「もう...やだ...っ」
熱くなる目頭に気づかないフリをして、家に向かって走り続けた。