あたしに明日は来るのでしょうか。



「そうね...突然なったの?」


聞こえてきた声に顔を上げると、頷く。



突然だったから、自分でも分からなかった。



ただただ、目の前の状況についていけない。


「そっか...でも大丈夫。先生がいつでも話聞くから。何かあったらまた相談しにおいで?」


そう言って、微笑みながらあたしの頭を撫でた先生に、自然と笑顔が零れる。



「さすが、先生。頼りになります」



「ふふっ。ありがとう」




< 97 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop