あなたに逢えた~believe~
(練習で疲れている内海くんに、これ以上、甘えたらだめだよ)

だって…内海くんは明日も練習があるんだから。

「俺が篠原さんを送りたいの。
だから送らせてくれませんか?」

そう言って、助手席のドアを開ける。

「…こんな時間に女の子を1人で、出歩かしたくないし。
篠原さんだって、明日仕事なんだから」

(…内海くんも私の事、気にしてくれてるんだ)

なんだか嬉しくて…

内海くんを見つめて、ニコッと微笑んだ。
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