あなたに逢えた~believe~
「…真希」

「大丈夫?」

私を落ち着かせるように、背中をポンポン。

真希にはどうやら分かってたみたい。

私が何も言わなくても察してくれる。

美人なのに優しくて、頼りがいがあって面倒見がいい。

大事な大事な私の親友。

そんな真希に心配をかけたくないから、

「…何でもないわよ」

と言ってニコッと微笑む。

でも真希にはバレてたみたい。

「言いたくなったら言ってね」

と言ってゆっくり私の背中から、手を下ろした。

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