あなたに逢えた~believe~
(昼間の…)

10番の彼は昼間、目が合った彼だった。

昼間とは違う至近距離で、彼を見つめる。

端整な顔立ちに強い瞳。

「…あ」

私が言葉を発する前に、

「驚かせてスミマセン」

と私に頭を下げて、コートに戻った。

「さくら、大丈夫?」

と真希。

コクンと頷くと、

「やっぱり、かっこいいわ。内海くん」

と左隣に座っている彼女が呟いた。

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