あなたに逢えた~believe~
「誰だったの?」

と真希。

会話を聞いて、内海くんじゃないと思ったらしい。

「…内海くんのお母さん」

「え?なんて?」

「…お母さんも知らなかったみたい。
内海くん本人に連絡して再度、連絡させるから携帯、預かって欲しいって」

「そう…」

真希が腕時計を見る。

「じゃあそろそろ帰ろうか」

「うん」

真希が立ち上がる。

私もゆっくりと立ち上がった。

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