あなたに逢えた~believe~
「…やっぱり新入社員は、初々しい感じがするわね。さくら」
「……」
「さくら?」
「……」
「篠原さくら!」
「わ!何よ。大きな声を出して」
同僚に名前を呼ばれ、慌てて振り向く。
彼女はスプーンで私を指しながら、ゆっくり口を開いた。
「何度も呼んだんですけど?」
「え?そうなのごめん。ちょっとボーっとしてたから。
で、なぁに?」
「……」
「さくら?」
「……」
「篠原さくら!」
「わ!何よ。大きな声を出して」
同僚に名前を呼ばれ、慌てて振り向く。
彼女はスプーンで私を指しながら、ゆっくり口を開いた。
「何度も呼んだんですけど?」
「え?そうなのごめん。ちょっとボーっとしてたから。
で、なぁに?」