あなたに逢えた~believe~
「…内海よ」

「はい」

「プレイには敏感でも、自身の事になると鈍感だな」

「へ?」

「まあいいさ。さっきから嬉しそうな顔だが…そんなに練習、早く終わって欲しいか?」

「そんな事ないですよ」

「どうだかな?その顔じゃ説得力はないがな(笑)
内海の母親が玄関に来ているらしいぞ」

「え?」

「もう少しでゲームを始めるから、早く行って来い。
エースが居ないとゲームにならないからな」

「はい」

キャプテンに頭を下げて、ダッシュで玄関に向かった。
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